column
お酒とダイエットの関係 アルコールは有害である お酒が太る仕組みとは

お酒とダイエットの関係
お酒が太るという説もあれば、お酒自体は太らないという説もあります。
また、お酒が太るわけではなくつまみが太るという話も良く聞きます。
本当のところはどうなのでしょうか?
お酒とダイエットの関係もどうなのでしょうか?
お酒はダイエットに向かない
結論から申しますとダイエットのためにはお酒はできるだけ飲まないほうが良いです。
お酒自体は太らないという類の話を何度も聞いたことがありましたが、そう話した方のほとんどがお酒を好きな人でした。
話を聞いていると、おそらくその方たちもお酒はダイエットに良くないことになんとなく気付いているのかなと話の中で感じておりました。
アルコールが太る原因をつくっている

では、なぜお酒を飲むことがダイエットに良くないのでしょうか?
お酒にもいろいろと種類がありますが目を向けるのはアルコールです。
アルコールは太らないという話をよく聞きますが太る原因を作るのはアルコールなのです。
アルコールは人の身体にとっては有害です。
有害のためお酒を飲むと肝臓はアルコールを解毒処理するのです。
肝臓はアルコールの解毒処理を最優先に行うようになっています。最優先にです。

アルコールで太るメカニズム
それではアルコールで太るメカニズムを説明していきます。
食後に血糖値が上昇するのはご存じだと思いますが、その血糖をインスリンがグリコーゲンというエネルギーに変えて血液の中に少し残します。
血液の中に残せるグリコーゲンは約20gです。
それを超えたぶんのグリコーゲンは筋肉へいってエネルギーとして残します。筋肉の中に残せるグリコーゲンは200g~250gです。
それを超えたぶんのグリコーゲンは肝臓へいってエネルギーとして残します。
肝臓の中に残せるグリコーゲンは150g~200gです。
血液 ⇒ 筋肉 ⇒ 肝臓 の順番でエネルギーを残していき、それを超えて肝臓に残しきれなかったぶんのグリコーゲンが脂肪細胞の中に体脂肪として蓄えられていくのです。

お酒を飲むと体脂肪がつきやすい
ではお酒を飲んでアルコールを摂取したらどうなるのかというと、先にも説明した通り肝臓がアルコールの解毒処理を最優先に行います。
アルコールの解毒処理を最優先に行っている肝臓にはグリコーゲンが行かないようになるので、肝臓ではエネルギーとして残さないのです。
食べた物がそのまま脂肪細胞へ
本来は150g~200gをエネルギーとして肝臓で残すはずのグリコーゲンはそのまま脂肪細胞へと流れていき体脂肪として蓄えられるのです。
それに加えて糖質や脂質が多いおつまみを摂り、摂食中枢がマヒして食欲が増して食べたりすると肥満の原因になるのです。
アルコールそのものが直接体脂肪になるわけではないのですが、食べた物を体脂肪になりやすくするのです。
しかもおつまみを食べながらお酒を飲むのは夜の遅い時間であることが多いため余計に脂肪がつきやすくなります。

腸内フローラが悪化すると不調が起こる
お酒がダイエットに良くない理由はまだまだあります。
お酒を飲み続けると腸内フローラが悪化していきます。
腸内フローラが悪化すると便秘や身体の不調が起こりやすくなるのです。
便秘はダイエットの大敵なので毎日スッキリと出すことが重要です。
身体の不調が起こると運動ができなくなったり運動の質が下がってしまいます。
更には、運動中にケガをする確率が上がってしまうのです。
もしケガをしてしまったらその時の運動方法もありますが、ケガをすると運動の効率が下がってしまうのでできるだけ避けたいところです。
お酒を全く飲まないでくださいと言うわけではございません。
飲む頻度や量を決めて飲んでいただければ良いと思います。