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脂肪酸を理解する:まずは知識を深めること 良い脂肪酸は積極的に摂る:悪い物との違いとは
前回の記事で糖質と脂質は過剰摂取がいけないだけで、不要な栄養素ではないことをお伝えいたしました。
今回は脂質について更に詳しく説明していきます。
脂質の主要な構成要素を脂肪酸と言います。
脂質には良い脂質と悪い脂質があり、これらを理解するためにはこの脂肪酸を理解しておく必要があります。
脂肪酸には全く摂らなくてよいもの、積極的には摂らなくても良いもの、積極的に摂ったほうが良いものがあるためこれから説明していきたいと思います。
マーガリンやショートニングなどに含まれる脂肪酸を “トランス脂肪酸” と言います。
摂取してはいけないと言い切っても過言ではないくらいの害がある脂肪酸で身体に一切必要のない脂肪酸です。
マーガリンやショートニング、ファットスプレッドなどの加工食品に多く含まれております。
以下のような食べ物がトランス脂肪酸の筆頭です。
糖尿病や発がん性の危険があり、代謝を下げるとまで言われているのです。
元々は自然界には存在しない油のため健康を害するので摂取はできるだけ控える、もしくは摂らないようにしましょう。
お菓子にもトランス脂肪酸が含まれている物があるためダイエットのためにはできるだけ食べないようにしましょう。
続いて、動物性たんぱく質の肉などに多く含まれる脂肪酸を “飽和脂肪酸” と言います。
肉や乳製品や卵、クリームやバターなどに含まれます。
積極的に摂る必要がない脂肪酸で、油断すると過剰摂取になりやすい脂肪酸でもあります。
過剰摂取になると血液中の脂質バランスを悪化させます。
前回の記事で 動物性たんぱく質をたくさん摂る ことをお伝えしましたが普通にたくさん摂っては飽和脂肪酸の過剰摂取になってしまいます。
ではどうしたら良いのでしょうか?
調理方法を工夫するのです。
私は肉を調理する時は油不要のフライパンで野菜と一緒に炒めます。
最初に肉を炒めるのですが、フタをして高温から炒めていき蒸気が出てきたら混ぜながら少しずつ温度を下げていきます。
炒め終った時には油がものすごく浮いております。
その油を捨てて次は野菜を入れて炒めるのです。
野菜を入れて炒め終わってフタをした状態で少し置いておくとまた少し油が浮いているためその油も捨てるようにします。
このように調理方法を工夫することによって肉に少し脂肪酸を残した状態で動物性たんぱく質をしっかり摂取して過剰摂取を抑えることができるのです。
豚汁に肉を入れる時も先に別の鍋で肉だけ溶いた物を入れるようにしたら良いでしょう。
続いて、不飽和脂肪酸です。
不飽和脂肪酸はオメガ3・オメガ6・オメガ9 と3種類あります。
不飽和脂肪酸の中で “オメガ3系” は積極的に摂取していきたい脂肪酸です。
オメガ3はEPA、DHA、α-リノレン酸などの脂肪酸でグリーンナッツ油、エゴマ油、青魚に含まれております。
お魚が身体に良いと言われますが、鯖やイワシなどの青魚にオメガ3は多く含まれます。
オメガ3は血液をキレイにしてくれて抗炎症作用があり代謝を上げてくれる働きがあると言われております。
お魚は値段が高いところがネックですがオメガ3は健康で活気があるダイエットを行っていく中で結果に繋がりやすいため是非積極的に摂り入れていただきたいと思います。